ashleyの心理大学院試験対策

参考文献 公認心理師試験対策研究会 心理教科書 公認心理師 完全合格テキスト 心理学専門校ファイブアカデミー 2021年版 一発合格!公認心理師対策テキスト&予想問題集

χ二乗検定

χ二乗検定


χ二乗検定は、名義尺度間の連関について検定する手法である。

 

χ2乗検定では、クロス集計表を作成し、1×3以上、2×2、また2以上×2以上のクロス集計表の頻度・割合に差があるかを調べる際に用いる。


1×3以上、2×2の場合は、効果量はφ係数、2以上×3以上の場合、効果量はクラメールのVになる。
1×3以上のクロス集計表の場合、独立変数はなしで、従属変数が名義尺度3水準以上である。例として、ある会社の従業員の血液型を調べ人数に偏りがあるのかを調べたいといった場合は、1×4のクロス集計表となる。


2×2のクロス集計表の場合、独立変数が名義尺度2水準で、従属変数も名義尺度2水準となり、度数が40以上の場合に適用する。度数が40以下の場合は、直接確率計算を行う。1×3以上、2×2の場合は、効果量はφ係数になる。


2以上×2以上のクロス集計表の場合も、独立変数が名義尺度で従属変数も名義尺度となる。
実際に測定された観測値と全体の度数の比率から算出された期待値がどの程度一致しているのかを検討する。χ二乗検定の結果が有意な場合、下位分析として残渣分析を行う。